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香港のデモ、韓国の暴走

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    昨今ニュースを賑わすこれらの問題も、結局は米中の対立によって引き起こされているものに過ぎない。そうした背景が念頭にあればこれらのニュースも理知的に消化できると思う。

     

    香港は米英が扇動して揺さぶりを掛け、中国に嫌がらせをしているが、香港の主権が中国にあることは明確であって、アメリカが表立って肩入れすることは考えられない。

    また香港を混乱に陥れ、機能不全にする行為を米英が扇動しているというのは、金融センターとしての香港を放棄する事を意味し、焦土作戦で捨て石にしていると見るべきだろう。決して攻勢に出ているのではなく撤退戦なのだ。

    中国としても香港の歴史的背景や文化的思想的背景を鑑みると、香港への投資は必要最低限しかしないだろうし、この地域の中心は深圳に移っていき、香港はその外港的な位置づけになっていくのではないだろうか。残念ながら香港は既に死んでいるし蘇ることはないだろう。

     

    韓国も地域のパワーバランスの変化によってアメリカが防衛ラインを後退させる結果、近くアメリカから見捨てられる地域になる可能性が高い。

    もしアメリカに北朝鮮に対し軍事行動を起こして制圧占領する可能性があって、更にその先のロシアや中国に圧力を掛けるだけの力があるのであれば、韓国は絶対に必要な橋頭保だが、中国のプレゼンスが増大したことでそうした可能性はほぼ無くなったと言えるだろう。

    東アジアのパワーバランスは崩れ、韓国はアメリカにとって維持困難な勢力圏となりつつある上、維持するメリットも失われているのが現状だ。

    こうした状況は既に中東において実際に生じている。米軍はシリア、イラク、アフガニスタンといった地域から手を引き、サウジアラビア、イスラエル、NATO加盟国まで勢力圏を後退する。この地域では元々ロシア、イランといった反米国家の勢力が強く、またシェール革命によって中東の石油に戦略的価値がなくなったため、アメリカは多大なコストを支払ってまでこれらの勢力圏を維持するメリットを失った。その結果アメリカはこれらの地域の協力者を見捨てて撤退するのである。これと同じことが東アジアでも起こるのだ。

    つまり韓国にしれみれば、自らはイスラエルのような強力な影響力は持たないし、このままアメリカに見捨てられるのを待つよりは、必死に北朝鮮に尻尾を振って南北統一を果たし、北の核を使って瀬戸際外交を繰り広げるか、それが叶わなければ中国に三跪九叩頭の礼でもって許しを乞うしかないのである。

    アメリカに見捨てられる前に自ら決別するには反日を煽って国民の支持を取り付け、日韓関係を理由にするのは妥当な判断かもしれない。

    ただ、GSOMIAの破棄は時期尚早な上、自らカードを無駄遣いしてしまった印象が拭えず、本当に暴走しているだけの可能性も否めなくなってきたので、どこまでが戦略的な行動なのか見極めが難しくなっている。

    もっとも中国にとっては、敵対勢力の前線基地の排除という目的を達成した後の朝鮮半島に戦略的価値はそれほどなく、かえって朝鮮人の管理というデメリットの方が大きいように思える。

    もし将来米中間で代理的なものであれ軍事的な衝突が起こるとすれば、やはり朝鮮半島が舞台になる可能性は高いだろう。朝鮮人は本当に地政学的にみて悲劇的な境遇にある民族で同情を禁じ得ない。

     

    以上のように、いずれも中国の膨張とアメリカの撤退戦が引き起こしている問題であり、日本は日に日にその緊張の最前線に歩みを進めている。この緊張は日本にとって危機でもあるが、大きなチャンスでもある。

    今後もさまざまな問題が次々起こると思うし、両陣営がセンセーショナルに偏った情報をメディアに載せて日本人を煽るだろう。

    それはそれで面白いので乗っかって楽しんでも良いと思うが、本質は常に見失わないようにしなければいけない。

    平和は綺麗事や理想論ではなく、現実を直視して妥協することでしか実現できないのだから。


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